忘れないうちにメモ。
Vray for Maya でディストリビュートレンダリングを行う方法
サーバー側の設定
まず、サーバーにしたいマシンにMaya、Vray、レンダリングに使うプラグイン等をインストール。
Maya等のライセンスは通す必要はない。
そこまでできたら、ネットワークに接続、サーバーが参照できれば問題ないと思う。
そこまで準備ができれば、バッチファイルを作成。
まず、メモ帳から以下のような命令文を入力。
CD C:\Program Files\Autodesk\Maya2008\vray\bin
vray.exe
vray -server -distributed=1
CD ~ でVrayがインストールされている場所の記入
デフォルトならこのままでいけると思う。
vray.exeでまず、Vray側のサーバーアプリを起動。
vray -server -distributed=1 はサーバーに対する命令文。
-serverでサーバーに設定しますよ、
-distributed=1でディストリビュートをオンにしますよという意味。=0にすればオフにできる。
記入したら、メモ帳を保存。
保存したファイルの拡張子を.batに変更し、バッチファイルにする。
あとはそのファイルを実行すればサーバーとして立ち上がってくれる。
終了するときはCtrl+Cで終了。
バッチジョブを終了しますか?と聞かれたらYを押しエンターキー。
レンダリングする側の設定
Vrayのレンダー設定で、
画像のようにUse distributed renderingにチェック。
settings...から、サーバーの名前、もしくはIPアドレスをAdd serverで追加していく。
右側のEnableで有効にするかどうかを設定。Disableになっていると使用されない。
あとは、レンダリングして確認。
VrayFrameBufferをつかうと確認しやすい。
Maxに比べ、設定を手打ちしなくてはいけないのは面倒ですがいろいろと設定できるようです。
V-Ray standalone command promptを普通に立ち上げればコマンドも確認できる。
バッチも自分で変更できるのでいろいろ自分仕様にできるかもしれません。
これは体感ですが、Maxのディストリビュートに比べ、
Mayaのディストリビュートの方が初期起動が早い。機敏に反応してくれます。
それではこの辺で。
次回はネットワークレンダリングに付いて書いてみます。
追記: 2010/3
製品版ではRenderSlaveが追加されているのでバッチを書く方法よりもそっちを使うほうがよいかと思われます。
0 件のコメント:
コメントを投稿