2012/04/14

MakerBot Replicator の続き。(すてm
何度かプリントしてわかってきたことのメモ。

プリントの段差を0.1mmまで小さくすることができる。
写真 12-04-09 16 24 12
↑0.1mmでプリントしてるところ。
ほぼ段差は見えないです。触って段差があるなってのがわかるぐらい。
ただし、プリントの速度はめっちゃ遅いです。上の写真は5cmくらいの球体なんですが、8時間ぐらいかかるって出たので途中で止めました。
台座にこういうガイドが出力されるんですが、あんましうまくいかない印象。
あとで切り取ってヤスリがけすればいいんだけどなんか微妙だし、
途中で、ミスってダマになったりするとそれ以降のプリントで失敗し続けるという…。縮れてる部分なんかは失敗してる部分ですね。

段差に関してはなんとなく0.15mmぐらいが一番いいんじゃないかなあとかってに結論付けとく。
早く出したいとか、形状が単純だったらもっと太くてもいいかもしれないけど。もっと細かくしたいんだったら0.1mm?ただ、結構薄くて途中で失敗する印象。

中身はハニカム構造になるみたいです。
密度も変えれるのでここ調整したらもっとプリント速度向上できるかも

あと、プリント台の調整は結構重要で、プリンタヘッドからの位置をぎりぎりにしておく必要がある。
近づけすぎるとヘッドがぶつかって機械が壊れそうになった時があるので慎重に。
ヘッドがプリント台に引っかかって煙ふいたときはマジで焦った。

20120414.jpg
で、せっかくだから面白いモデルをってことでZBrushに標準で入ってたこのモデルを出力してみる。
指とか、顔のディテールがどの程度来るかテスト。

ここで一つ問題が。
ReplicateorG にOBJモデルをインポートするときに、180万ポリ以上だと読み込まれない。
あんまりでかいファイルだとダメってことですね。

で、試行錯誤…
写真 12-04-10 12 16 51
だ、台座がひどい。。
足が細いのが原因で、プリント途中に足が折れるという。足が毛むくじゃらの状態。

支える部分が足りないのかな、と言うことで支えをモデリングしてプリントしてみた。
写真 12-04-10 20 36 02
あ、だめだこれえ!
足が安定してないとどうしてもダメみたいです。
モデルが途中で細くなるとかもかなり失敗しやすい感じ。


しょうがないのでバラバラにしてみた。
写真 12-04-11 19 09 07
おお、そこそこプリントできた!
ただ、指、顔が怪しい感じ?1mmぐらいのディテールなのでこのぐらいが限界なのかもしれません。
ノズルの太さがいま0.4mmなのでそれ以上はどうしてもきついって感じですかね。
顔に関しては口の中が空洞だったので失敗したのかも。

合体!
写真 12-04-11 23 45 57
段差が少しできてるかな。
隙間はパテで埋めました。

写真 12-04-13 17 14 34
顔も埋めた笑

写真 12-04-14 13 25 19
塗ってる最中。

今のところここまでです。
プリントするモデルを意識したモデリングが必要だなあと感じました。
あと、段差はやっぱり出てしまうのでヤスリがけ必須です。
紙やすりでやったけど、細かいところが結構きついのでリューターを買おうか検討中。


まとめ
・質=時間
・細い、出っ張り、穴のプリントは苦手
・台座で失敗すると全部失敗する
・プリント台の調整が結構重要
・仕上げのヤスリがけ必須


次は自分で作ったモデルプリントするぞー

2012/04/09

MakerBot Replicator

先日、2ヶ月ほど前に注文していた3Dプリンタ「MakerBot Replicator」が届きました。
注文から随分時間が立っていたのですっかり購入時の熱が冷めてたのですが!面白いです!

写真 12-04-06 11 12 08

まず、届いた箱!でかい!
想像以上にでかくて当初予定してた場所に置けないという…。
このシリーズから組立が必要なくなったみたいで到着したその日にプリントすることが出来ました。
プラスチックセットして、付属のSDカードから試しに出力。

写真 12-04-08 18 10 11

出力ミスのゴミが散らかってます。
はじめ、出力する板の調整を全くやってなかったのでちじれ毛のようなものが出まくってました。
板の位置をキャリブレーションすることで出力できるようになりました。

写真 12-04-07 16 19 45


設定しなおしてSDカードに入ってたデータを出力。
結構段差が目立つみたい。

写真 12-04-07 16 30 29


サンプルでついてきたモデルと並べてみた。
編み編みの台座がいい感じ。

20140409_SS.jpg

んで、付属のソフトをMakerbotのHPからダウンロード。

特に問題なくインストールできた。Pythonが入ってないとか言われたけど、基本YES連打でOK。
入力形式はOBJサポートしてるのでモデリングした3Dデータも簡単に出力できそう。
はじめ接続できないみたいなエラーが出てたけど再起動したらつながった。

で、MayaのデータをOBJに変換して読み込んでみた。
当然といえば当然ですが、閉じたオブジェクトじゃないとダメみたいですね。
面の裏表とかちゃんと設定しておかないといけないみたい。

それから、台座がある程度大きくないと失敗しやすいみたい。
足が細くて頭が大きいようなモデルだと結構失敗します。
ひっくり返すとか、パーツを分ける工夫が必要そう。

写真 12-04-09 0 18 10


下に空間があるオブジェクトだと写真のような台座が作られる。
ただこういう形状は失敗しやすいみたいです。台形型だとかなり安定します。
アナログスティックとか、LRボタン部分がかなり怪しいです。

写真 12-04-09 15 59 35

台座の部分を取り除いた状態。
結構荒いです。もっと細かい設定も出来るみたいなのでそれも試してみたい。
このモデル5cmぐらいですけど、出力に2時間くらいかかりました。まあ、そんなもんかなあ。
スピードも調整できるみたいです。早くすれば質が落ちるのかな。

それから、ところどころダマになってる部分があります。台座の出力ミスのような感じ。
一箇所ダマになるような部分ができるとその周りが結構壊れてしまうみたいです。

まあ、それは後でヤスリいれたり、パテで埋めればいいのですが。
意外とこのプラスチック硬いです。普通の紙やすりでは削れないかも。
溶剤かなんかで溶かしたほうがいいのかな。

しばらく遊んでみます。
しばらくコレ系の記事になるかも。